「シン・ゴジラ」第20回文化庁メディア芸術祭の大賞を受賞

文化庁から、第20回文化庁メディア芸術祭の各受賞作品が発表されました。
「シン・ゴジラ」「君の名は。」が文化庁メディア芸術祭の大賞に輝く - 映画ナタリー
http://natalie.mu/eiga/news/224886
第20回メディア芸術祭 エンタメ部門大賞は「シン・ゴジラ」、映画は初受賞 アニメ「君の名は。」、マンガ「BLUE GIANT」 - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1703/16/news124.html
「君の名は。」「シン・ゴジラ」が大賞に 第20回メディア芸術祭受賞作が発表 | アニメ!アニメ!
http://animeanime.jp/article/2017/03/16/32985.html
エンターテインメント部門の大賞を受賞したのは、映画『シン・ゴジラ』
この部門の大賞を映画が受賞するのは初めてになるそうです。
[贈賞理由]
大ヒットし、しかも映画として評価されるだろう作品に、エンターテインメント部門の贈賞が必要だろうかという反論もあった。しかし、2016年を振り返ったときにまっさきに思い出す作品であり、圧倒的なパワーを持っている。そのことは、あらゆる手を使って記録されるべきだろう。
ウェットな人間ドラマを排し、ガチの本土決戦シミュレーションとしてブレないつくり。つくりたいエンターテインメントを信念を貫いて産みだした映像が、大ヒットになったことも嬉しい。邦画のつくりかたそのものが、ここから変わっていくのではないか。
アニメーションや特撮資料のアーカイブ化の推進にもつながっていく未来を想像し、希望を抱く。庵野秀明総監督や樋口真嗣監督、尾上克郎准監督を頭として、日本の特撮やアニメーション、実写のスタッフと技術が集結した鮮烈な映像作品は、作品制作現場における思考停止およびルーティン化していた部分を破壊し、新しいステージに進んだ。その記念碑としても、大賞にふさわしい。(米光 一成)
[受賞者コメント]
数あるエンターテインメント作品のなかから栄えある大賞に『シン・ゴジラ』を選んでいただき、ありがとうございます。12年ぶりに日本で製作されたゴジラ映画であった本作でしたが、「特撮映画」「怪獣映画」にとことん真剣に取り組んだその先に、ジャンルの枠にとらわれず、「映画」として多くのお客様に楽しんでいただけるものにしたいというのが我々製作陣の願いでした。今回いただいた評価は、その思いが多くの皆様に届いた結果なのではないかと思っています。本当に嬉しいです。
【PDF】
第20回文化庁メディア芸術祭
平成29年度[第20回]文化庁メディア芸術祭受賞作品・受賞者一覧
http://festival.j-mediaarts.jp/download/20jmaf_award_winning_works_jp.pdf
庵野秀明総監督作品としては、過去2012年公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』がアニメーション部門の優秀賞を受賞しています。
受賞作品が展示される作品展は2017年9月に開催予定。詳細は公式サイトにて。
受賞作品発表 4,034作品の応募から、ついに決定! | 第20回文化庁メディア芸術祭
http://festival.j-mediaarts.jp/news/2017/03/16/838
受賞作品展 開催概要 | 第20回文化庁メディア芸術祭
http://festival.j-mediaarts.jp/exhibit/outline
映画『シン・ゴジラ』公式サイト
http://shin-godzilla.jp/
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この記事へのコメント
名前: ネメシス=ラ=アルゴール冬月 2017年03月17日 14:01:30
この基軸から本当にブレていないし、(勝算あって)好きなようにした結果、世間に受け入れられた事。
SF、特撮の枠にとどまらない、邦画の歴史を変えた作品だと感じます。
いい体験が出来ました。