カプローニと宮崎さん重なる 「風立ちぬ」庵野秀明インタビュー

男性向けファッション誌「smart」2013年9月号に、『風立ちぬ』公開記念 庵野秀明氏インタビューが掲載されています。
特集は1P。映画「風立ちぬ」や自身の事について、10の問に答えられています。
以下、内容を一部要約してまとめました。
【映画の内容について】
72歳でよくこれが作れるなと感動した。地に足がついてる。まだ所々浮いてるところも、またいい。
【映像面】
スタッフが本当に頑張っていた。絵コンテから色々プラスアルファされ監督のイメージを超えた部分が多々あった。監督が70を過ぎた事に対して全体が寄りそうような形になってたのが素晴らしかった。
【印象に残ったセリフ・場面】
ラスト。二郎(を演じた庵野)としては空へ導くカプローニさんに師匠(宮崎監督)が重なってしまう。前向きなメッセージをもらったのが励ましとなった。
キャッチコピー「生きねば」は、鈴木Pが僕との会話がきっかけでナウシカ(原作版)を読み直して見つけた言葉が元だと聞く。不思議な縁を感じる。
【10代~20代の頃はどのような少年だった?】
特撮・マンガ・戦艦が大好き。宇宙戦艦ヤマトに巡りあい、一挙にアニメの方へ。
【やっておいて良かった事は?】
ヤマトの音をカセットテープで録っていたこと。それでドラマ作りの基本やセリフ回しを覚えた。便利じゃない分、必死になっていたのが良かった。
【最近の若者についてメッセージは】
飢えを知るべきかなと。情報やものがないとき、どうしたら手に入れられるかという飢えが生じるからこそ、試行錯誤をする。人間を形成するために必要な物だと思う。
【監督としてやっていけると確信したのは?】
今でも確信はない。自分で決めた以上、全部背負う覚悟さえあれば誰でもできる。


報知新聞「風立ちぬ公開記念!スタジオジブリ特別号」も2日からコンビニ等で発売中。こちらにも庵野さんのインタビューが載ってます。
ラストシーンのセリフ変更について詳しく語られています。
関連情報
◆「声を当てるときは全部嫁のことを思ってやってました」映画監督 庵野秀明インタビュー
◆「ヴンダーを手で全部描けと言ったら無理」庵野秀明トークイベント
◆『シン・エヴァ』での艦隊戦「無いわけない」
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この記事へのコメント
そもそもTVエヴァも一人で背負って始めたようなものだしな
というか身一つで上京して、憧れの対象である宮崎駿のところへ突撃しちゃう時点で、
もう一般人のそれとは違うんだよな
若い頃からクオリティの高いもの作ってきてる上にこのマインドじゃ、
成るべくして成ったって感じ
というか身一つで上京して、憧れの対象である宮崎駿のところへ突撃しちゃう時点で、
もう一般人のそれとは違うんだよな
若い頃からクオリティの高いもの作ってきてる上にこのマインドじゃ、
成るべくして成ったって感じ
名前: ななしさん 2013年08月04日 00:39:36
庵野がこれ言うと重いわ
新劇が成功したからよかったようなものの
カラーの立ち上げ、代理店排除、全てのリスクをほぼ一人で背負ってたからな