【エヴァ解説】ループ説とは何だったのか「シン・エヴァンゲリオン劇場版」完結後の考察

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズで噂されたループ説。
今回は、完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開後に改めてループ説を考察した動画の紹介です。
【Youtube考察動画】
・【エヴァ解説動画】「シン・エヴァンゲリオン」完結後の「ループ説」考察
そして、2023年3月8日には「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のBlu-ray&DVDが発売されます。映像自体は既にアマプラで配信されていますが、こちらには新作特典映像「EVANGELION:3.0(−46h)」が収録されるそうです。
その内容は謎に包まれていますが、ストーリー的には『破』から『Q』の間のエピソードが描かれる可能性が高そうです。
以下、今回の紹介動画のテキスト版になります。
ループ説とは何か
ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズが
ある同じ物語を何度も繰り返している世界
いわゆるループ物と呼ばれる性質を持つ作品なのでは
と噂されるようになった要因は
主に2つあります。
要因:1【渚カヲルのセリフ】
1つは渚カヲルのループを連想させるセリフ。

渚カヲル
「変わらないな、君は 会える時が楽しみだよ」
「今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ」
「そんな顔をしないで、また会えるよ、シンジくん」
シンジと出会う前から既に
シンジの事を知っているような口ぶりで
シンジを幸せにするために
何度もエヴァの物語を繰り返している。
そう連想させるこれらのセリフで
「渚カヲルを中心としたループ説」
が疑われるようになりました。

【ループ説:その1】
渚カヲルが
碇シンジを幸せにする為に
ループする物語
要因:2【原作と新劇場版の関係性】
2つ目の要因は「原作と新劇場版の関係性」
元々「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」というシリーズ自体が
原作である「新世紀エヴァンゲリオン」をベースに創られた
2度目の物語。

原作を繰り返すリメイク的作品でありながら
少しずつ原作とは違う展開へと変化していった
という作品の事情も
ループ的要素として捉える事が出来ました。

【ループ説:その2】
原作と新劇場版
シリーズを通してループする物語
ではこれらループ説の伏線について
作中でどう説明されたのか。
ループ説の回答
完結編「シン・エヴァンゲリオン劇場版」では
ループ説に回答するように
渚カヲルの口から
このようなセリフが出てきました。

渚カヲル
「僕の存在を消せるのは真空崩壊だけだ
だから僕は定められた円環の物語の中で
演じることを永遠に繰り返さなければならない」
「定められた円環の物語」
つまり決められたループする物語の中で
カヲルも
与えられた役割を演じ続けるキャラクターの一人であった。
要するにこの世界は
やはり決められた物語をループしていて
カヲルはその事を知っていたが

カヲルを中心としたループ物
というワケではなかったのです。
また、原作と新劇場版の関係性についても
その繋がりを連想させるシーンは幾つかありましたが

【原作と新劇場版の繋がり】
・原作の映像が映写される
・原作ラストシーンを再現する場面
等
明確な言及はありませんでした。
つまりループの目的については
よく分からないまま終わったのです。
では結局
誰が、なぜ、どうやって世界をループさせていたのか。
なんの為のループ設定だったのでしょうか。
ここからがループ説についての考察になります。
ループ説の真相考察
【全体像1】誰がループさせていた?
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の世界は
碇シンジが“大人になる時”が来るまでループする世界であり

世界をループさせていたのは
シンジの母親、ユイであった。

つまり
繰り返す物語の中で
息子がやがて大人になる時が来るのを
母がただひたすらに見守り続けるループ物。

これがユイを中心とした
ヱヴァンゲリヲン新劇場版の世界の
基本的なループ構造だと考えられます。
故にユイの目的であった
シンジが大人になると決めた
“この時”を迎えた物語の終盤で

碇シンジ
「そうか この時の為に、ずっと僕の中に居たんだね、母さん」
突然、シンジの背後からユイが現れ
シンジはループを脱し
永遠の14歳から大人の姿へと変わったのです。

【全体像1】
息子が“大人になる時”が来るまで
母が見守るループ物
ではユイは
いつから
どうやって
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の世界をループさせていたのか。
【全体像2】「どうやって世界をループさせていた?」
ループさせていたのは
この世界(新劇場版)のユイではなく
もう一人のユイ

原作「新世紀エヴァンゲリオン」の世界のユイであった。
つまり
この物語のループとは

原作のラストで「神」となったユイ(初号機)が
自分自身の願い
息子の成長を見届けたかった、という
唯一の心残りを叶える為に
一度終わった
「新世紀エヴァンゲリオン」の
碇シンジの物語を再現する新たな世界

新世紀エヴァンゲリオン →世界の創生→ ヱヴァンゲリヲン新劇場版
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の世界を創造したのが
全ての始まりだった
という事です。
完結編
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のラストで
やや唐突に説明された

綾波レイ
「世界の新たな創生
ネオンジェネシス」
NEON GENESIS[ネオンジェネシス]
という
新たなエヴァの世界を生み出す力の存在は
この物語の始まり
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の世界が始まった要因を説明する為のものだった。
故にあのシーンでは
本来はあり得ないはずの
原作「新世紀エヴァンゲリオン」の映像が映写されていたのです。

【全体像2】
原作のユイが神となり
ヱヴァンゲリヲン新劇場版の世界を創生し
碇シンジの物語を再現(ループ)させていた
【全体像3】「マイナス宇宙」

マイナス宇宙、裏宇宙と呼ばれた世界が
原作「新世紀エヴァンゲリオン」の世界。
その世界を元に創られたのが
ヱヴァンゲリヲン新劇場版の世界。
時系列順には
マイナス宇宙が先にあり

その中に一人残された原作のユイ=初号機が神となり
オリジナルに似せた世界
ヱヴァンゲリヲン新劇場版の世界を創生(ネオンジェネシス)し
碇シンジの物語を再現し
繰り返していた。

碇ゲンドウ
「神の世界をここに残した
私の妻、お前の母もここにいた
すべての始まり、約束の地人の力ではどうにもならない
運命を変えることが出来る唯一の場所だ」
故にゲンドウは
別世界であるはずのマイナス宇宙の神の世界に
自身の妻であるユイが居たと言い
そこを、すべての始まり
運命を変えることが出来る唯一の場所

即ち
新劇場版のゲンドウにとっては
マイナス宇宙こそが
この世界を創り出した神の居る所。
世界の運命を変える事が出来る
ループの中心地
と考えていたのです。

【全体像3】
マイナス宇宙が原作「新世紀エヴァンゲリオン」の世界だった
ここまでが
ループの全体像の考察でした。
シリーズ完結編:シン・エヴァンゲリオン劇場版の目的

ユイの存在により
原作のエヴァがまだ終われていなかった。
その結果
新たなエヴァの世界が始まった。
2つの世界を繋ぐのがユイによるループ設定だった。
つまり
シリーズ完結編が謳われた「シン・エヴァンゲリオン」の目的は

「終われていなかった原作」と「新たに始まった新劇場版」
新旧2つのエヴァの物語を終わらせる事だったのではないでしょうか。
故に完結編だけタイトル表記が変えられ
二度繰り返す、を意味する反復記号

即ち
2つの世界の終わりを意味する
リピートマークが付けられたのではないでしょうか。

「原作のユイ」「新劇場版のシンジ」
「シン・エヴァンゲリオン」の中で
2つの世界の終わりはどう描かれたのか。
まずは全ての始まりである
原作のユイのラストシーンから
振り返っていきます。
原作:新世紀エヴァンゲリオンの終わり

シンジの母・ユイは
無限に生き続ける存在。
50億年たっても死ぬことがない
神のような存在「エヴァ初号機」となり

たった一人で宇宙を彷徨い続ける。
それが原作の結末でした。

彼女が
エヴァ(原作)の世界で生き続けている。
その事実が
新世紀エヴァンゲリオンが
終われていなかった理由だったのではないでしょうか。

リツコ「まさか、あり得ないわ!エントリープラグも挿入していないのよ
動くはずないわ!」
ミサト「インターフェイスもなしに反応している
というより、守ったの?彼を…」」
第1話で
パイトットの居ない状態でシンジを守り

リツコ「やはり目覚めたの?彼女が」
第19話で
エヴァに目覚めた彼女は
「ヒトの生きた証」を残す、科学者としてのユイではなく
「息子を想う」母親として神となり
やがて
自らの願いを叶える新たな世界を
ネオンジェネシスと呼ばれる力で
産み出す事になります。
それが、新劇場版が始まった理由。

つまり
エヴァを完結させるには
未だ続いていた
原作のユイの物語を終わらせる事が
どうしても必要だった。
「神殺し」
新劇場版のゲンドウが願った…神殺し。
マイナス宇宙(原作)の神の世界へと行き
永遠に生き続ける神
初号機に槍を刺し、停止させる。

やっと分かった
父さんは、母さんを見送りたかったんだね
それが父さんの願った、神殺し
ゲンドウは、永遠に生きるユイを、ただ眠らせてあげたかった。
「それがゲンドウの願った神殺し」
こうして
原作に一人残されたユイの物語は終わり
新世紀エヴァンゲリオンの世界は完結。
ユイによる「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の世界のループも
終わりを迎えます。
新劇:ヱヴァンゲリヲン新劇場版の終わり

もともと原作
「新世紀エヴァンゲリオン」は
やはり初めから、碇シンジの物語であり
シンジが初号機に乗る事で始まった話でした。
「エヴァに乗る」
これには幾つかの意味合いがありますが
「エヴァ」と「エヴァパイロット」
つまり
「母」と「子」の関係性を中心にした物語。

子供が、母親(エヴァ)の体内へと、生まれる前の場所へと還る。
そういう構図が
作品を覆うテーマの一つとして存在しました。

再び始まった新劇場版でも
その構図は
ユイの創り出した世界の中にいるシンジ
という形で続いていた。

母(エヴァ)の世界の中で生き続ける碇シンジ
シンジはまだ、母の中で生き続けていた、という事になります。
結局
新劇場版の終わりとは
碇シンジが

エヴァの中=母の世界の中から出て
もう一度生まれる事
新たな始まりを迎える事だったのではないでしょうか。

エヴァに乗る事で、母へと還る事で始まった物語は

碇シンジ
「そうだ、僕もエヴァに乗らない生き方を選ぶよ」
エヴァに乗らない生き方、母との別れで終わりを迎える。
母の世界から出て
自分自身で作る新たな世界へと向かう。
その姿が

シンジが大人になり
外の世界へと向かう
ラストシーンとして
エヴァンゲリオンの終わり
碇シンジの物語の終わりとして
描かれたのではないでしょうか。

永遠に生き続ける
原作のユイの物語は、
彼女の死を持って。

少年であり続けた
新劇場版のシンジの物語は、
彼が大人になる事によって。
母と子
二人の物語の終わりを持って
エヴァンゲリオンの完結となる。
これが全ての真相だったのではないでしょうか。

ユイとシンジのループ設定は
その為に用意されたのではないでしょうか。
【動画/Youtube】
・https://youtu.be/oCtf-KiA5co
【エヴァストアYahoo!店】

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(あみあみ

エヴァ短編「until You come to me」の曲は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』用に制作されていた事が判明

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に関する新たな情報です。
スタジオカラーとドワンゴによるアニメ企画「日本アニメ(ーター)見本市」第7話として公開されたエヴァの短編アニメ「until You come to me.」

until You come to me.
(http://animatorexpo.com/untilyoucometome/)
この作品中に流れていた楽曲(Danny Boy[ダニー・ボーイ])は、もともとは映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』用に制作され、使われなかった曲、だったそうです。
(情報元:「Shiro SAGISU outtakes from Evangelion」の深淵なる世界 文/氷川竜介[CDjournal2016/8]7/20発売号より)
エヴァ短編「until You come to me.」とは?
2014年12月、カラーとドワンゴによる短編アニメシリーズ「日本アニメ(ーター)見本市」公式サイトで公開。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の続きの世界を描いたと思われる、背景美術・イメージボード等で構成された映像作品。
赤い大地の世界をプラグスーツ姿のシンジやレイが歩く姿が映し出される。
「見本市」の中で唯一詳細情報が公開されていない謎の作品。
監督:平松 禎史
美術:串田 達也
音楽:鷺巣 詩郎
【配信URL】
http://animatorexpo.com/untilyoucometome/
「ダニー・ボーイ」はアイルランドの民謡(ロンドンデリーの歌)に歌詞がつけられた既存の曲。「until You come to me.」作中では鷺巣詩郎さんによるオーケストラ+ピアノバージョンが流れていました。
この曲が『Q』のどのシーンで使われる予定で制作されたのかは不明ですが、もしかしたら「until You come to me」という作品自体が『Q』で使われなかった背景やイメージボート、音楽を使った“未公開パート”的な映像だったのかも知れません。
「until You come to me.」についての考察は↓こちらの記事。
・エヴァ新作映像は『シン・エヴァゲリオン』の予告編? 「until You come to me.」の内容を解説
音楽 Danny Boyについては↓こちらの記事。
・【考察】謎の“エヴァ”タイトル「until You come to me.」の意味は?
『ヱヴァ:Q』後半は未完成かも、の考察は↓こちらの『Q』未完成説で。
・【考察】シン・エヴァのタイトル記号「:||」の意味と「3.0」が繰り返される理由
「until You come to me.」の楽曲は、7月30日発売のエヴァ最新CD「outtakes from Evangelion」に“Londonderry orchestra+piano”という名前で収録されるようです。
追記:
発売されたCD付属のブックレット内でも“「until You come to me.」とは『Q』内に連なるべき内容だった”との鷺巣詩郎さんのコメントが掲載されています。
【参考画像】

(左:Peaceful Times(F02)petit filmより画像加工 / 右:until You come to me.より)
やはり2013年に出た絵コンテらしき画像、2014年のuntil You come to me.(の一部画像)等は、もともと『Q』用に準備され、使われなかった素材、だった可能性がありそうです。
【ヱヴァ考察】加持リョウジの行方と「赤い海」の謎

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』考察シリーズ。
今回は第4作目『シン・エヴァンゲリオン劇場版』への伏線になっているかも知れない未回収の伏線の中から、「加持リョウジ」と「赤い海」、海を復元する施設「海洋生態系保存研究機構」に関する仮説をまとめました。
加持は何処へ行ったのか?
新劇場版は何故“赤い海”なのか?
海の浄化施設が登場した理由は?
これらは全て繋がっているのでは、という考察です。
【目次】
1:おさらい
2:伏線
3:考察まとめ
(※長いので結論見たい人は3.のリンクへ)
おさらい1:加持リョウジとは?

加持リョウジ 主席監察官
2作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から登場するメインキャラの1人。
ユーロから特命でNERV本部にやってくる。旧作とは設定が変わっている。
加持リョウジの人間関係と、旧作との違い
新キャラ「マリ」にプラグスーツを支給するなど、上司と部下的な関係 | |
「アスカ」が加持に好意を寄せる旧作設定は無くなっている | |
「ミサト」「リツコ」とは学生時代からの友人。ミサトとは特別な関係だった事が伺えるが、旧作ほど深くは掘り下げられていない | |
「ゲンドウ」「冬月」にゼーレの情報を横流しするスパイ的な立ち位置。しかしネルフ本部内でも盗聴しており、2重、3重スパイの可能性も考えられる |
3作目『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』には登場せず、消息不明です。
おさらい2:「日本海洋生態系保存研究機構」とは?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で登場した、赤い海の浄化を行う施設。
国際環境機関法人 日本海洋生態系保存研究機構 海洋資源保存研究施設
International Environmental Agency Japan Marine Ecosystem Preservation Research Organization
ケンスケ
「失われた海洋生物の永久保存と、赤く染まった海を元の姿に戻すという、まさに神のごとき大実験計画を担う禁断の聖地!
その表層の一部だけでも見学できるとは!まさに持つべきものは友達って感じ」
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
セカンドインパクトで赤く染まった海を、元の青い海へと復元する実験を行っている。
旧作には無い、新劇場版から追加された新設定・新施設です。
「海洋生態系保存研究機構」=「WILLE(ヴィレ)」の前身組織?
ここからは、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』でミサト達が所属していた新組織「ヴィレ」の元になったのが、上記の「海洋生態系保存研究機構」(海洋研究所)だったのではないか?という仮説を軸に考えていきます。

新旧エヴァの大きな違いである「赤い海」への設定変更が、実はヴィレ誕生の伏線だったのではないか。そこに海洋研究所、そして加持が関与しているのではないか。
以下、今回の考察のポイントになる7つの伏線をまとめました。
伏線1.「赤い海」と「青い海」の対比
インパクトのたびに赤く染まっていく『ヱヴァ』の世界。
海洋研究所が行う「青い海」の復元実験は、ネルフ・ゼーレの計画、それに伴うインパクトの影響とは真逆の実験と言えます。
【赤い海 と 青い海】
(日本アニメ(ーター)見本市 「until You come to me.」より)
【ネルフマーク と ヴィレマーク】
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qより)
新劇場版の世界観を象徴する「赤い海」と「青い海」の対比は、後のネルフvsヴィレの対立構造を表していたのではないでしょうか。
伏線2.ヴィレの腕章=青い海の色
ヴィレのメンバーは全員水色の腕章をつけています。

この腕章について劇中では触れられませんが、海洋研究所の「青い海の復元」を象徴しているのではないでしょうか。
伏線3.加持と海洋研究所の関係
加持は“社会科見学”と称してシンジ達を海洋研究所に連れて行きます。
【シンジ達を迎え入れる加持】
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
ネルフ・ゼーレの両方から情報を収集していた加持は、どちらでもない第3の組織に属していた可能性があります。
加持と海洋研究所にはもともと何らかの繋がりがあったのではないでしょうか?
伏線4.マリと加持の関係
シンジを「ネルフのワンコ君」と呼ぶマリも、ネルフ以外の組織に属していた可能性があります。
マリ「このことは他言無用で ネルフのワンコくん」
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
行動に謎が多いマリ。
加持の部下だった事を考えると、加持同様スパイ的な活動をしていた可能性もあります。
伏線5.ミサトと加持の関係
ミサトは加持からネルフの裏情報を聞き出そうとします。
ミサト「ゼーレとかいう うちの上層組織の情報・・・もらえないかしら」
加持「例の計画を探りたいならやめておけ」
ミサト「そうもいかないわ 人類補完計画 ネルフは裏で何をしようとしているの?」
加持「それは・・・オレも知りたいところさ」
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
ミサトはネルフに対して疑いを持っていたようです。
伏線6.マリ=コネメガネ
『ヱヴァ:Q』でアスカはマリの事を“コネメガネ”と呼んでいます。
マリ「コネメガネ いつまで歌ってんの!」
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q より)
マリとの関係性が描かれていた主要キャラは加持のみ。
コネメガネとは“加持とのコネ”を指す言葉ではないでしょうか。
伏線7.高雄コウジと加持の関係
『ヱヴァ:Q』の新キャラクター高雄コウジ(ヴィレのオペレーター)は、加持の事を知っています。
高雄「まったくムチャをする…。フッ 加持の話より面白い艦長だ」
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q)
高雄コウジは、ミサトより先に加持と知り合っているようです。
考察まとめ
以上の伏線から今回の考察をまとめました。
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
・新劇場版の加持は、海洋研究所側の人間。ネルフ・ゼーレにスパイとして潜り込んでいたのではないか。
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
・『ヱヴァ:破』で加持が海洋研究所に行ったのは、自身の拠点となる組織に戻るためではないか。
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
・シンジ達を「社会科見学」として同行させたのはカモフラージュ、及びエヴァパイロットに関するデータ収集が目的ではないか。
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
・「赤い海」を研究していた海洋研究所は、当然、発生原因となったセカンドインパクトについても調査を進めたのではないか。
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
・調査のためネルフに潜り込んでいたのが加持。調査の過程でネルフ・ゼーレの補完計画に気付き、“対ネルフ組織”設立の準備をしたのではないか。それが後のヴィレになったのではないか。
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
・ネルフの行動に疑問を持っていたミサトを、『破』~『Q』の間に加持がヴィレに引き入れたのではないか。
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
・加持の部下だったマリは、アスカ達より先に対ネルフ組織(後のヴィレ)に所属していた。ゆえにアスカはマリを“コネメガネ”と揶揄するのではないか。
・旧作と役回りが変わった加持は『ヱヴァ:Q』の世界でも生存。次回作以降ヴィレ側の人間として登場するのではないか。
・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』で赤い海の世界に変更されたのは、「インパクトで発生した赤い海」と「海洋研究所が復元する青い海」の関係を、14年後の「インパクトを起こすネルフ」vs「阻止するヴィレ」へと繋げるための仕掛けだったのではないか。
【アンケート】
【考察】謎の“エヴァ”タイトル「until You come to me.」の意味は?

スタジオカラーが制作する“エヴァ”の世界を描いた映像作品「until You come to me.」が、日本アニメ(ーター)見本市公式サイトで配信されています。

(http://animatorexpo.com/untilyoucometome/)
現在、見本市では
・第7話「until You come to me.」
・第12話「evangelion:Another Impact(Confidential)」
2つのエヴァ関連作品が公開されていますが、「until You come to me.」のみ設定資料が公開されない・解説生放送が行われないといった特別措置が取られており、「新劇場版」本編との関係性など一切が謎に包まれています。
◆エヴァ新作映像は『シン・エヴァ』の予告編? 「until You come to me.」の内容を解説
◆アナザーエヴァ“無号機”と本編との繋がりは?「evangelion:Another Impact」制作秘話
【until You come to me.作品概要】
THhe Concerted Fragments by Tatsuya Kushida's Esquisse and music.
串田達也のエスキスと音楽による協奏的断章
今回は、唯一公開されているキーワード「串田達也のエスキス」と「音楽」から、第7話「until You come to me.」について考えてみました。
1.「音楽」=Danny Boy(ダニー・ボーイ)
キーワードの一つとして挙げられている音楽。
本作ではダニー・ボーイという既存の楽曲がBGMとして使われています。

Danny Boy(ダニー・ボーイ)とは?
ダニー・ボーイは、アイルランドの民謡(ロンドンデリーの歌)に歌詞がつけられた楽曲。
【参考動画:Danny Boy】
Deirdre Shannon - Danny Boy - YouTube
作品タイトルになっている「until You come to me.」も、このダニー・ボーイの歌詞の最後の一節からつけられているようです。
And I shall sleep in peace until you come to me.
ダニー・ボーイの歌詞には幾つかの解釈があるようですが、“戦地に赴く息子を思う親の気持ち”として歌われることが多いようです。
タイトルの「until you come to me.」を直訳すると「あなたが私の元に来るまで」
ダニー・ボーイの歌詞としては、
私は安らかに眠り続けます
あなたが帰って来てくれるその時まで
または、
私のいる天国へあなたが来るまで
私はただ安らかに眠るわ
といった日本語訳がされています。
【ダニー・ボーイに関する参考サイト】
女性の立場で男性に別れを告げる歌として解釈できる内容だが、この歌は男性歌手によっても多く歌われてきた。また両親や祖父母が戦地に赴く息子や孫を送り出すという設定で解釈されることも多い。
ダニー・ボーイ - Wikipedia
ダニーボーイ Danny Boy 歌詞・日本語訳 世 | WORLDFOLKSONG.COM
http://www.worldfolksong.com/songbook/ireland/danny-boy.html
「ダニーボーイ」と「ロンドンデリーの歌」:Danny Boy & Londonderry Air
http://www.magictrain.biz/wp/?p=3561
ダニーボーイの謎 Danny Boy ドナドナ研究室 父親の歌?母親の歌?
http://www.worldfolksong.com/closeup/dannyboy/page1.htm
【参考動画】
ジェイド・イン(Jade Yin)『ダニー・ボーイ』日本語字幕版 - YouTube
私のダニー
バグパイプの音が呼んでいる
谷から谷へ 山を下って
夏は過ぎ
花々はすべて散り
あなたは戦争に行き
私は待たなければいけない
でもあなたは帰ってくる
牧場に夏が来るころ
それとも 谷間に静かに
雪が降り積むころかしら
晴れても曇っても
私はここで待つ
ダニー 私のダニー
とても愛しているわ
もしあなたが帰ったら
花々はすべて散り
私も死んでいる
人はみな死ぬものだから
そしたらあなたは
私が眠るところを見つけ
ひざまずいて私のために
お祈りしてくれるわね
私は聞くでしょう
私の上を静かに歩くあなたの足音を
私の見る夢は
どれも温かく幸福なものになる
私を愛していると
あなたが忘れず言ってくれれば
私のいる天国へあなたが来るまで
私はただ安らかに眠るわ

ダニー・ボーイの詩「until You come to me.」が作品タイトルにつけられたのを考えると、楽曲の世界観とシンジやレイ達の関係性がある程度重ねられているのかも知れません。
2.「串田達也のエスキス」とは?

もう一つのキーワードになっているのが串田達也のエスキス。
串田達也さんは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』に美術で参加されている制作スタッフ。本作「until You come to me.」でも美術としてクレジットされています。
「エスキス」には下絵や制作前の準備素材といった意味があるようです。
【エスキス】
エスキース(esquisse 仏)とは、スケッチのことであるが、語源的には、「下絵」を指す。
日本では、建築や、環境デザインに関連する計画初期時にコンセプト、概念図等を簡易にまとめ、検討する際の資料作成作業も含むため、この行為全体をエスキース、またはエスキスと呼称している。
エスキース - Wikipedia
大きな作品の制作の準備段階として小さな紙や布に簡単に構図を描いてみること。
エスキス(エスキス)とは - コトバンク
つまり、串田達也さんが“エヴァ”制作準備のために描いた下絵・準備素材(イメージボード)を、ダニー・ボーイの世界観にあわせて編集した映像作品、という解釈が出来ます。
以前公開された『シン・エヴァ』絵コンテらしきカットと「until you come to me.」に同じ構図が見られるのは、共に“次回作”準備資料だからかも知れません。
【参考画像】

(左:Peaceful Times(F02)petit filmより画像加工 / 右:until You come to me.より)

(左:Peaceful Times(F02)petit filmより画像加工 / 右:until You come to me.より)
『シン・エヴァ』関連の映像なのか?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の情報公開において、公式が何も説明しない情報ほど重要な情報という法則があります。
【過去の事例】
・鎌倉ぼんぼり祭りのぼんぼり
・エヴァストアのシルエット
作品の解説が行われない「until You come to me.」の状況を考えると、これまで同様に新作に関わる映像の可能性は高いのではないでしょうか。
日本アニメ(ーター)見本市
◆http://animatorexpo.com/
第7話 until You come to me. - 日本アニメ(ーター)見本市
◆http://animatorexpo.com/untilyoucometome/
日本アニメ(ーター)見本市では、2015年3月6日よりセカンドシーズンのPVが解禁される予定です。
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エヴァ新作映像は『シン・エヴァゲリオン』の予告編? 「until You come to me.」の内容を解説

【前回の記事】
第7話「until You come to me.」はエヴァ新作映像!!!日本アニメ(ーター)見本市で公開
2014年12月。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の続きの世界を描いたと思われる映像作品「until You come to me.」が、日本アニメ(ーター)見本市第7話で公開されました。
【配信サイト】
until You come to me. - 日本アニメ(ーター)見本市
◆http://animatorexpo.com/untilyoucometome/
until You come to me.
THhe Concerted Fragments by Tatsuya Kushida's Esquisse and music.
串田達也のエスキスと音楽による協奏的断章
監督は平松禎史さん。
エヴァ次回作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の予告編として発表された訳ではありませんが、『Q』以降の世界観や、シンジやレイが描かれた短編映像になっており様々な憶測を読んでいます。
背景・イメージボード中心に構成されており“映画本編”の映像では無いと思われますが、明らかに「次のエヴァ」をイメージさせる内容になっています。
ここからは5つのパートに分けて本作を考察していきます。
1.『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の続きの世界
『ヱヴァ:Q』ラストシーン後の、赤い大地を歩き始めたシンジ達。

シンジの足。前の足あとは、恐らくアスカ。

赤く染まった世界。大地がコア化している。

地面に刺さるエヴァ改2号機のエントリープラグ。
『Q』で2号機を自爆させたアスカは、この場所に着陸したと思われます。

雪の中を歩くシンジ。

街中で朽ち果てている巨人「インフィニティ」
『Q』で渚カヲルがシンジに見せた光景。



『Q』のクライマックスで地面から飛び出てきた物体「黒き月」

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以降の街の様子が描かれています。
以前のコンテにもあったカットが幾つか確認できます。
2.空白の14年「サードインパクト」の回想イメージ?
シンジのアップからの、回想と思われるシーン。

空を見つめるシンジ。雪が降っている。

場面変わって覚醒したエヴァ初号機と爆発のイメージ。

シンジの体(コア)に武器が刺さる。
エヴァ2号機のプログナイフのような武器、槍のような武器など3つの武器が刺さる。
シンジと初号機が融合していたイメージ?
他のエヴァによって初号機の活動が止められた?


『Q』のバイザーになる前の、メガネをかけたゲンドウ。

カヲルのイメージ。

4体の巨人と4本の槍。
・覚醒したエヴァ初号機が動いている
・ゲンドウがメガネ姿
といった状況から『破』~『Q』までの間に起きた出来事だと思われます。
(※Qでは初号機は封印されていた)
4体の巨人と4本の槍は、『破』で描かれた「セカンドインパクト」発生状況と酷似。
シンジが眠っている間に起きたとされる「サードインパクト」回想シーンの可能性があります。
3.『新世紀エヴァンゲリオン』と『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』が重なるイメージ
次に新旧の「惣流・アスカ・ラングレー」と「式波・アスカ・ラングレー」、「青い海」と「赤い海」が重なるイメージが描かれています。
【本編より一部加工】


奥の2人が『新世紀エヴァンゲリオン』『旧劇場版』のアスカ。
手前2人が『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『Q』のアスカ。


『新世紀エヴァンゲリオン』TVシリーズの青い海。(予想)
『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』ラストシーンの赤い海。(予想)


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の青い海。(海洋研究所内のパネル有り)
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の赤い海。(予想)
このパートでは「新世紀エヴァンゲリオン」と「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」のイメージが交互に映っていると考えられます。
これまでに「新」「旧」作品の関係性は語られていませんが、一部(アスカ?)には何らかの繋がりがあるのかも知れません。
4.アヤナミレイ(仮称)が崩れるイメージ
再度『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』後の世界。

『ヱヴァ:Q』仕様の黒いプラグスーツを着た「アヤナミレイ(仮称)」



シンジ?とレイの手。
2人が歩むイメージ。レイだけが崩れ去るイメージ。
アヤナミレイ(仮称)の運命を予感させます。
5.新しい「エヴァ」が始まるイメージ
最後に、これまでとは違う場所。コア化されていない、緑が見える場所。



『ヱヴァ:Q』仕様の第13号機プラグスーツを着たシンジ。
水面にはプラグスーツではなく制服姿のシンジが映り込む。

飛び去る鳥。

綾波レイの瞳。瞳の中にアヤナミレイ(仮称)が映る。

制服姿のレイ。


プラグスーツ姿のシンジが歩き出す。ここで終わります。
このパートは「新世紀エヴァンゲリオン」「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」両作品の始まりのシーンとほぼ同じ構成になっています。
つまりどういう事なのか?
1~4が『ヱヴァ:Q』の後日談と、新旧エヴァの繋がり。
5が『シン・エヴァ』の始まりを思わせる内容に見えます。
仮に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』が『新世紀エヴァンゲリオン』と繋がりのある、再構築された世界だとすると、タイトルが変わる次回作『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で再び“第1話”相当の場面に戻る可能性が考えられます。
いわゆるループするかどうか?という話ですが、
【参考画像】
(until You come to me. / ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 より 類似カット比較)
最後のシーンで「序」の冒頭場面が再現されているものの、

水面に映った制服姿ではなく、

『Q』仕様のプラグスーツ姿で、綾波レイを見つけます。
制服とプラグスーツの対比が描かれ、プラグスーツ姿のシンジが前に進む。
つまり今回は“第1話”相当の世界にリセットされるのではなく、そのまま『Q』の続きの物語として『シン・エヴァ』がスタートする。そういう映像ではないでしょうか。
次回作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の「:||」記号には“一度だけ”繰り返して2度目はそのまま“次へ進む”という意味があります。
『旧エヴァ』と『新ヱヴァ』が繰り返し(ループ)の物語だったとしたら、今度の『シン・エヴァ』は戻らず次へ進む。そういう話なのかもしれません。
【タイトルの由来考察】
◆【考察】謎の“エヴァ”タイトル「until You come to me.」の意味は?
日本アニメ(ーター)見本市
◆http://animatorexpo.com/
エヴァンゲリオン 公式サイト
◆http://www.evangelion.co.jp/
関連情報
◆【エヴァ考察】シンエヴァ「:||」記号の意味と「3.0+1.0」の謎 「3.0」が繰り返される理由は?
◆「シン ・ エヴァ」絵コンテらしき画像を解説
◆「EVANGELION:3.0+1.0 etc.」無在原点 庵野監督のぼんぼりにはこんな意味がある
◆『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のあらすじ・謎・疑問点まとめ
【エヴァ考察】シン・エヴァのタイトル記号「:||」(:3.0+1.0)の意味と「3.0」が繰り返される理由

エヴァの映画次回作「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」(EVANGELION:3.0+1.0)に関する考察です。
今回はタイトルの後ろにつく「:||」の記号と、「3.0」重複問題について考えてみました。
2014年のエヴァ新情報「3.0+1.0」とは?
エヴァ完結編に関する新情報として「EVANGELION:3.0+1.0」という謎のタイトルが9月に発表されました。

(エヴァンゲリオン公式サイト 2014年12月17日現在)
サイト構成から考えると「EVANGELION:3.0+1.0」とは「シン・エヴァゲリオン劇場版:||」の英題にあたり、「3.0」+「1.0」の2部構成になると予想されます。
次回作タイトルが『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』から『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に変わっている事から「1.0」の方は「シンエヴァ:1.0」だろうと予想出来ますが、そうすると「3.0」の方が問題になってきます。
何故「3.0」を2度やるのか?
「3.0」は既に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』で使われた英題。シンエヴァを2部構成にするにしても何故「:4.0+1.0」ではなく「:3.0+1.0」と、「3.0」が2回続く形にしたのでしょうか?

「:3.0」「:3.0+1.0」
2度目の「3.0」と「:||」記号の狙いは
次回「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の最後の記号「:||」は、楽譜の反復記号(リピート記号)と考えられます。

この記号は“一度だけ”決められた場所に戻って繰り返す(場所の指定が無ければ最初に戻って繰り返す)。2度目はそのまま“次へ進む”という意味の記号です。
「:||」記号が発表された当初は「序」に戻るのではないか?など様々な予想がされていましたが、「:3.0+1.0」という英題が発表された事で別な可能性が出てきました。

公式サイトの並び通り「1.0」「2.0」「3.0」「3.0」と、3.0を2回繰り返してから次の「1.0」(シンエヴァ?)に進む。
最後の「:||」記号には「3.0」を反復するための意味もあるのではないでしょうか?
【考察】「3.0」を2度やる理由は?
ではストーリー的に「3.0」を2度やる理由は何なのか。
3つの可能性を考えてみました。
可能性その1.『ヱヴァ:Q』未完成説
実は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は未完成で、あのラストシーン後にも続きがあったのでは?という説です。
ヱヴァシリーズは『序』『破』共にアイキャッチを挟んで前半がA・Bパート、後半がC・Dパートと分けられていますが、『Q』に関しては後半がCパートのみでほぼ終わっています。
【参考画像】
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 特典映像より カット1465 Cパート)
ラストのマリがシンジを助け出す辺りまでが「Cパート」となっています。
本編時間も、前半が53分、後半が38分+エンドロール5分と後半が短くなっており、何らかの理由でDパートが間に合わなかった可能性が考えられます。もしかしたら以前公開された絵コンテ部分が本来のDパートだったのかもしれません。
つまり『Q』の続きのエピソード『Q2(仮称)』を2度目の「3.0」でやってから、次の「1.0」シンに進むのではないか。
可能性その2.『ヱヴァ:Q』の空白部分が語られる説
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』には、本編では描かれていない空白の期間など多くの謎が残されています。その部分を2度目の「3.0」で掘り下げる、つまり『Q+』(3.0+)としてQの内容を補完してから、次の「1.0」シンに進むのではないか。

可能性その3.『3.0』には2つの世界がある説
ヱヴァンゲリヲン新劇場版は当初『序』『破』『急+?』の4作品が3本の映画として公開される予定でしたが、『急』が『Q』に改題され、単体上映に変更されました。
登場人物の1人、渚カヲルのセリフには「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」「また逢えるよ」など、物語自体を“やり直し”出来るような発言があり、さらに『Q』にはyou can(not)redo.[あなたはやり直すことが出来る(出来ない?)]という副題が付けられています。
つまり「3.0」が2度繰り返される理由は『Q』とは異なる本来の物語『急』が存在するから。『Q』と『急』2つの「3.0」を繰り返してから、次の「1.0」シンに進むのではないか。

以上、「3.0」が2度繰り返される理由について考えてみました。
それ以外の可能性はコチラの記事でも考察しています。
◆「EVANGELION:3.0+1.0 etc.」無在原点 庵野監督のぼんぼりにはこんな意味が
【2016年】
追記:短編映像「until You come to me.」は本来『Q』に入る予定だったようです。
◆エヴァ短編「until You come to me」の曲は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』用に制作されていた事が判明
関連情報
◆渚カヲルはループしている?「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」3つのループ説
◆「シン ・ エヴァ」絵コンテらしき画像を解説
◆【エヴァまつり】金曜ロードSHOW!の新情報は「NEXT EVANGELION:3.0+1.0」 公式サイトも更新される
◆『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のあらすじ・謎・疑問点まとめ
◆「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」 最新情報 公開日情報まとめ
【ネタバレ注意】新世紀エヴァンゲリオン第14巻 発売!! 衝撃の描き下ろしエピソード収録 謎の新キャラ登場を語る

漫画版「新世紀エヴァンゲリオン」第14巻プレミアム限定版が遂に発売されました。
コミックス完結巻となる14巻には、連載時に無かった追加エピソード“ゲンドウとユイの大学時代の物語”が収録されると発表されていました。
また、貞本さんの告知イラストに謎のキャラが描かれており、「マリ」が出るのでは?とも噂されていました。

(画像: 7/19 横浜エヴァンゲリオン展 号外広告)
以下、映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」にも関わってくるかもしれない「追加エピソード」について。
描き下し漫画(28P)
EXTRA STAGE 夏色のエデン
・舞台は1998年京都
・大学時代の碇ユイと六分儀ゲンドウの物語が、1人の少女視点で描かれる
・少女も冬月教授の教え子、16歳で2年飛び級して入学
・少女は特別研究生としてイギリスへ留学する
・好意を寄せるユイからメガネをもらう
・ユイに髪型をツインテールにセットしてもらう
・ユイのことを「ユイ先輩」ゲンドウのことを「ゲンドウくん」と呼ぶ
・少女の名前は「真希波・マリ」

という訳で、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」オリジナルキャラクターの真希波・マリ・イラストリアスが、最後の最後で「貞本エヴァ」に登場。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』で特徴的だったマリの「ゲンドウくん」という呼び方、レイのオリジナルを知っているような発言など、『Q』のエピソードと繋がる要素も描かれており、マリの正体として噂されていた「ゲンドウと同期説」を裏付けるような話になっています。
マリ=碇ゲンドウやユイと同期/同世代説 | |
---|---|
マリはシンジの両親達と同じ世代の人間ではないか? | |
【この説の根拠】 ・「エヴァの呪縛」設定により登場人物の実年齢が分からなくなった。 ・『Q』で冬月が持っていた昔の写真にマリ似のメガネ女性が写っていた。 ・アヤナミレイ(仮称)のオリジナルであるユイを知っているような発言。 ・碇ゲンドウの事を「ゲンドウ君」と呼ぶ。 ・エヴァの「裏コード」を知っているのは、エヴァの研究者だったから。 ・古い昭和歌謡曲を好んで歌うのは、昭和生まれのキャラクターだから。 |
◆【ヱヴァ考察】真希波・マリ・イラストリアスの正体は?
ただ、
・漫画版はTVシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」をベースにした作品
・新劇場版では「碇ユイ」の旧姓が「綾波ユイ」に設定変更されている
など、そもそも漫画版・新劇場版で世界が異なっており、マリの設定が新劇場版とリンクしているとはまだ断言出来ない、と思います。が、その可能性は高まったんじゃないでしょうか。
結局「シン・エヴァ」を待つしか無いですが。
関連情報
◆【ヱヴァ考察】真希波・マリ・イラストリアスの正体は?
◆【続報】エヴァ公式サイト更新はGAINAX→カラーの権利関連か?
◆貞本エヴァ14巻 号外広告の新キャラ?は「新劇場版」もしくは「別作品」の可能性
◆「エヴァの呪縛」とは何か
【Amazon】

新世紀エヴァンゲリオン (14)
「EVANGELION:3.0+1.0」と「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」は同じ作品?これまでの情報まとめ

【前回の記事】
【エヴァまつり】金曜ロードSHOW!の新情報は「NEXT EVANGELION:3.0+1.0」 公式サイトも更新される
金曜ロードSHOW!『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q TV版』の放送後に発表された「EVANGELION3.0+1.0」騒動についてまとめました。
公式サイト
【変更前の公式サイト】

【現在の公式サイト】

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 公式サイト
http://www.evangelion.co.jp
テレビ放送でNEXT「EVANGELION3.0+1.0」ロゴ画像が映された後、公式サイトも同様の「3.0+1.0」画像に変更されました。
右下の英題「:FINAL」も「:3.0+1.0」に変更されています。
【変更点比較】

「FINAL」→「3.0+1.0」に変わりましたが、リンク先は以前と同じ「シン・エヴァ」公式サイトのまま。
【[3.0+1.0]のリンク先は[シン・エヴァ]公式サイト】

次回 シン・エヴァンゲリオン劇場版
http://www.evangelion.co.jp/final.html
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」に変更はないようです。
「EVANGELION:3.0+1.0」のロゴデザインは劇中「アイキャッチ」デザインと同じなので、恐らく「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」の英題が「EVANGELION:3.0+1.0」になるかと思われます。
【英題と日本語タイトル比較(DVDver.)】

「N」がダブっている部分は「序」「破」「Q」それぞれのイメージカラーで塗られていますが、「3.0+1.0」は白。「シン・エヴァ」のイメージカラーが白か、まだ決まっていない可能性があります。

「NEXT」=「次回」
「EVANGELION:3.0+1.0」=「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」
【庵野監督直筆ぼんぼり】

◆エヴァ謎のタイトル『EVANGELION:3.0+1.0 etc.』 が公開される
◆【エヴァ考察】「EVANGELION:3.0+1.0 etc.」無在原点 にはこんな意味がある
ちなみに「EVANGELION:3.0+1.0」自体は8月6日~9日の鎌倉ぼんぼり祭で書かれており、一部ファンの間では知られていた情報でした。
ぼんぼりの方にはetc.(エトセトラ)表記、無在原点という言葉も書かれています。
何故、数字だけなのか?

「エヴァまつり」という大舞台で何故「謎の数字」しか発表しなかったのか?
逆に数字だけでこれだけ話題になった理由を考えると、狙いは次回作「3.0+1.0」が「Q」の続きなのか、「序」に戻るのか、一体どこに向かうのかまったく分からなくなった、と思わせる部分にあったと言えます。
映像を出すとその仕掛けは成立しない。今回はまず「謎かけ」で次回作に興味を持たせるのが目的だったのではないでしょうか。
次回作のヒントは無いのか?
「3.0+1.0」もそうですが、エヴァの情報発表は本編同様「謎解き」の要素が常に用意されてきました。
【2011年~2012年:謎のシルエット】

◆ヱヴァQの新キャラ? 謎のシルエットが原宿エヴァストアに出現!
◆【ネタバレ解禁】エヴァストア原宿店のシルエットが、遂に「ヱヴァ:Q」イラストに変化!
例えば『Q』の新キャラ情報は、映画公開一年前に何の説明もなしに「シルエットのみ」原宿の壁面に描かれていました。(公開後に新キャラだと発覚)
こういったやり方を考えると、昨年の『Q』の続きらしき絵コンテも「ヒント」になる...かも知れません。
【Qの続きの絵コンテ?(※着色加工した画像)】



[詳細]
◆遂に解禁 「シン ・ エヴァンゲリオン劇場版」(と思われる)初公開映像!!
◆【画像追加版】「シン ・ エヴァ」絵コンテらしき画像を解説
これからの話
で、次の情報はいつ発表されるのか。
【NEXT EVANGELIONイベント】
10月
◆池袋エヴァストア 10月3日リニューアルオープン
ピーダッシュパルコの屋外モニターで...?(Qの公開日は野外上映で発表された)
10月
◆第27回東京国際映画祭 | 特集上映「庵野秀明の世界」
庵野監督直々に発表...?
11月
◆漫画版:「新世紀エヴァンゲリオン」完結巻14巻発売
コミックス完結と一緒に情報発表...?
西暦2015年 1月1日
◆新世紀エヴァンゲリオン劇中年/放送開始20周年
2015年年明けと同時に発表...?
1月
◆USJ:「ユニバーサル・クールジャパン」立体映像でエヴァ世界を再現
ここで新作映像を上映...?
「エヴァまつり」の盛り上がりのまま新作公開へと向かうなら、早めに発表があると信じたい所です。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のあらすじ・謎・疑問点まとめ

新劇場版3作品目『Q』の基本的な情報や謎をまとめています。(3.33ver)
EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.
主な登場人物
ネルフ
碇シンジ | 渚カヲル | 碇ゲンドウ | 冬月コウゾウ | アヤナミレイ(仮称)
ヴィレ
葛城ミサト | 赤木リツコ | 式波・アスカ・ラングレー | 真希波・マリ・イラストリアス | 青葉シゲル | 日向マコト | 伊吹マヤ | 鈴原サクラ | 高雄コウジ | 北上ミドリ | 長良スミレ | 多摩ヒデキ
◆エヴァンゲリオンの主要登場人物
・登場組織 | ||
---|---|---|
![]() ネルフ(NERV) | 使徒殲滅を目的とした組織。 『Q』での活動目的は不明。エヴァンゲリオン第13号機を製造。 | |
![]() ヴィレ(Wille) | ネルフ壊滅を目的とした組織。ネルフ所有のエヴァを殲滅。 設立の経緯は不明。 空中戦艦AAAヴンダー、エヴァ改2号機、エヴァ8号機を所有している。 Willeにはドイツ語で「意志」の意味がある。 | |
![]() ゼーレ(SEELE) | ネルフの上位組織。その正体は謎に包まれている。 |
エヴァンゲリオン機体
ヴィレ
エヴァンゲリオン初号機 | エヴァンゲリオン改2号機 | エヴァンゲリオン8号機
ネルフ/ゼーレ
EVANGELION Mark.06 | EVANGELION Mark.09 | エヴァンゲリオン第13号機
物語の設定/あらすじ
物語の設定
前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』から14年後の世界が舞台。
『破』のクライマックスで綾波レイを助けた碇シンジは、初号機ごと柩の中に封印されていた。
14年間眠り続けていた碇シンジが目覚める所から物語は始まる。
冒頭6分38秒:US作戦
衛星軌道上を移動する目標物(エヴァ初号機封印柩)強奪作戦「US作戦」が展開される。
アスカ(エヴァ2号機)とマリ(エヴァ8号機)により作戦が実行されるが、コード4A・コード4B(エヴァMark.04)の妨害を受けアスカが窮地に陥る。
アスカの叫びに応えるようにエヴァ初号機が覚醒し、ビーム状の攻撃でエヴァMark.04を殲滅する。初号機を回収した2号機は地球に帰還する。
序盤
新組織「ヴィレ」の活動が描かれる。
ミサト・リツコら旧ネルフ職員は、ネルフ壊滅のための新組織「ヴィレ」に所属。
空中戦艦AAAヴンダーを起動させ、襲来する敵ネーメズィスシリーズ(エヴァMark.04)を殲滅する。
14年ぶりに目覚めた碇シンジは、前作での自身の行動が「ニア サードインパクト」を引き起こした事、その罪の代償として首に「DSSチョーカー」を装着させられた事を知る。
助けたはずの綾波レイが居ない事に疑問を持つシンジ。
突如出現した零号機似の新型エヴァ(エヴァMark.09)から聞こえるレイの声に誘われ、シンジはミサトたちの元を離れる。
中盤
混乱の中、ヴィレを離れネルフ本部へ戻ったシンジ。
荒廃した本部を見て時の流れを実感する。
父ゲンドウとの再開。謎の少年・渚カヲルとの交流が描かれる。
ピアノの連弾を通してカヲルとの親交を深めるが、制服に書かれた鈴原トウジの名前を見て現実を思い出す。カヲルと冬月から過去の真実を聞き、絶望するシンジ。
セントラルドグマ最深部にある「カシウス」と「ロンギヌス」2本の槍があれば全てをやり直せると教えられ、カヲルと共にエヴァ第13号機に乗り槍回収に向かう。
後半
2本の対の槍を持ち帰るため、セントラルドグマを降下する第13号機。
最深部にはリリスの骸が横たわり、首から上がエヴァMark.06と融合している。
2本の槍はリリスに刺さっていた。
第13号機の起動を察知したヴィレは、アスカ(2号機)とマリ(8号機)を向かわせる。
ネルフ(エヴァ第13号機&Mark.09) VS ヴィレ(エヴァ改2&8号機)の戦いが描かれる。
戦いの途中で槍の異変に気付くカヲル。計画を中止するようシンジに話すも、全員の制止を振り切って槍を抜くシンジ。
抜かれた槍は2本とも「ロンギヌスの槍」に変化する。
リリスの体が破裂し、活動再開したエヴァMark.06の体内から「第12の使徒」が復活。
エヴァ第13号機は使徒を取り込み覚醒。カヲルが「13番目の使徒」に堕とされる。
全ては碇ゲンドウの策略だった。
サードインパクトの続き、フォースインパクトが始まる。
Qの謎・疑問点
Q:アスカが眼帯をしてる理由は?

不明。
眼帯には使徒封印用の文様が描かれている。
[情報記事]
『ヱヴァ:Q』でアスカが眼帯をつけた理由「言っちゃいけない」
[考察記事]
【ヱヴァ:Q】アスカの眼帯に隠された秘密
Q:眼帯アスカって旧劇の惣流・アスカ・ラングレー?
劇中のモニター、映画のパンフレット共に「式波・アスカ・ラングレー」と表記されている。
Q:アスカはマリの事をなんて呼んでいる?
「コネメガネ」
コネ:大きな権力や組織との繋がりをさす言葉。
Q:マリが歌ってた鼻歌は?
「ひとりじゃないの」天地真理
(歌詞:うたまっぷ)(Wikipedia)(youtube)
Q:マリが鼻歌を歌わないバージョンは?
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 冒頭6分38秒 TV版』
2012年11月16日、日本テレビ金曜ロードSHOW!で放送された予告バージョン。
マリの鼻歌がカットされ、アスカのセリフが変更されている。
[セリフ]
映画版:アスカ「コネメガネ、いつまで歌ってんのよ、うっとおしい!」
TV版:アスカ「コネメガネ、援護!」
Q:軌道上でアスカが戦っていた敵は?
識別コード4A・4B。


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 冒頭6分38秒TV版より)
目標物を守る円盤状の防衛兵器。
使徒と同じ「パターン青」が確認される。
ATフィールドを無効化するすべを持つ。コアブロックが存在する。
2号機モニターにはphased cocoon shelterが表示される。
[その正体はEVANGELION Mark.04]
BD・DVD特典ブックレットで「エヴァンゲリオンMark.04」である事が判明。
劇場公開時に無かった「4」の文字と人型のデザインが表面に追加された。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33Blu-rayブックレットより)
Q:軌道上で2号機がしがみついた箱は?
「目標物」

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 冒頭6分38秒TV版より)
中にエヴァ初号機が封印されている柩。初号機奪還が「US作戦」の目的。
なぜ軌道上に初号機がいるのかは不明。
Q:エヴァ初号機はなぜ覚醒した?

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 冒頭6分38秒TV版より)
アスカの叫びに応えるように覚醒し、コード4Bを撃破。
亀裂から初号機のツノと目が確認できる。
直接の覚醒理由は不明。
Q:マリが乗っていたピンクのエヴァは?
「エヴァンゲリオン8号機」

[汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン 正規実用型(ヴィレカスタム)8号機β]
建造の経緯は不明。
パンフレットには(ヴィレカスタム)8号機と記載されている。
宇宙戦の8号機α・地上戦の8号機βでボディが異なる。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 次回予告より)
『破』の予告に出てきたエヴァ8号機とは顔のデザインが異なる。
[考察]
1.予告のエヴァはネルフ時代に作られたエヴァ8号機
2.ヴィレ移行時にネルフから持ち出し、カスタマイズされた
Q:エヴァ7号機・10号機・11号機・12号機はどこへ行った?
一切不明。
Q:渚カヲルは何をしていた?


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
帰還するシンジを待っていた。
場所は新ネルフ本部の上部。12本の三角形の塔が建っている場所。
[渚カヲルのセリフ]
カヲル「お帰り、碇シンジ君 待っていたよ」
[考察]
「US作戦」でシンジが帰ってくるのを知っていた?
【序盤 ヴィレ篇】
Q:ミサト「ブンダー、発進!」
「ヴンダー」

ミサト達が乗ってる巨大戦艦の名前。
正式名称「AAAヴンダー」(AAA Wunder)
AAAは「Autonomous Assault Ark」の略。戦闘用箱舟。
ATフィールド展開可能。
「神殺し」の力を持つ。
Wunderにはドイツ語で「奇跡」の意味がある。
[関連記事:【ヱヴァ:Q】AAAウンダーの読み方とMAGIの行方]
Q:ミサト「シュキ点火準備!」 ?
「主機」
メインエンジンの事。
冒頭で持ち帰った「エヴァ初号機」を戦艦のメインエンジンとして使用している。
Q:アスカ(エヴァ改2号機)は赤い海の中で何をやっていた?

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33 より)
メインエンジンの点火作業。
水中に潜り「ヒートランス」と「点火器」を使って直接メインエンジンを点火させた。
ヴンダーはメインエンジンの点火システムが未実装のため。
Q:ミサトやリツコが別人に見えるけど

前作『破』から14年後の姿。
※『Q』では作画監督も変ったため、作品全体の絵柄が変わっている。
Q:14歳も年を取ってるのにシンジは気付かない?
ミサトの服装変化には気付いているが、年を取った事には気付いていない。
リツコの髪型にはツッコまない。
青葉シゲル、日向マコトに対してはあまり関心を示さない。
[考察]
1.長期の眠りから目覚め意識が混濁していた
2.周囲の変化に困惑していた
3.薄々は気付いていた
Q:シンジに対する周りの反応が怖い

[可能性]
1.ヴィレにとってシンジ(ネルフのエヴァパイロット)は敵である
2.シンジがきっかけで世界が崩壊した
3.ニア サードインパクトで家族・友人を失った
4.立場上ミサトは厳しく対応した
[画コンテ情報]
シンジに対する視線の解説
・北上ミドリは憎悪感あり
・高雄コウジは同情心あり
・鈴原サクラはニアサードインパクトでつらい目にあっている
Q:シンジにきちんと状況説明しないのは何故?
真意は不明。
[考察]
1.ミサト達も戸惑っていた
2.シンジの反応を伺っていた
3.戦闘準備でそれどころじゃなかった
4.順を追って説明するつもりだった
Q:説明する順番おかしくない?
[シンジに対する説明の順番]
ミサトの説明
1.碇シンジくん…でいいのよね
2.面会終了 貴方はもう何もしないで
リツコの説明
3.初号機は「主機」として使用中 故にパイロットは不要です
4.初号機とのシンクロ率は0% エヴァには乗れません
5.初号機を覚醒させた罰としてDSSチョーカーを装着してあります
6.こんどやったら死にます
サクラの説明
7.管理担当医官、鈴原サクラ少尉です
8.鈴原トウジの妹です
アスカの説明
9.あれから14年経ってるって事
10.外見が変わらないのはエヴァの呪縛
11.綾波レイは知らない
ミサトの説明
12.綾波レイはもう居ない
リツコの説明
13.初号機内は探索済み シンジとS-DATしか見つからなかった
ミサトの説明
>14.私たちはヴィレ、ネルフ壊滅を目的とした組織 ネルフのエヴァは殲滅します
Q:ヴィレとネルフが対立する理由は?
不明。
Q:鈴原サクラとは?
「鈴原サクラ」はシンジの親友「鈴原トウジ」の妹。


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
前作『破』は、入院中だったトウジの妹が退院。
『Q』では成長した妹「鈴原サクラ」がヴィレの一員として登場する。
Q:オペレーターに伊吹マヤが居ないけど
整備長としてヴンダー内勤務中。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 劇場版追告より)
Q:アスカのパンチ強すぎ?

分厚いガラスにヒビが入った。
パンチ力は恐らく測定不能。
Q:エヴァの呪縛ってなに?
アスカの外見が14年前と変わらない理由。
体の成長が止まっている?
詳細は不明。
[考察記事]
1.エヴァの呪縛=人間(リリン)ではなくなった?
Q:シンジとマリも年を取ってない?
外見上は14年前と変わらず。
アスカ同様「エヴァの呪縛」が原因かは説明されていない。
Q:ミサト達は何故ヴンダーに乗っている?ヴンダーがヴィレ本部?
不明。
Q:加持はどこへ行った?
消息不明。
オペレーター「高雄コウジ」のセリフに加持の名前が出てくる。

[高雄コウジのセリフ]
高雄「加持の話よりも面白い艦長だ」 (ミサトの戦い方について)
[考察記事]
1.【ヱヴァ考察】加持リョウジの行方と「赤い海」の謎
Q:ヴンダーは何と戦っていた?

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
「ネーメジスシリーズ」
※字幕版では「ネーメズィスシリーズ」表記。
使徒と同じ「パターン青」が確認される。
その正体は冒頭の敵と同じ
エヴァンゲリオン Mark.04(マークフォー)。
識別コードは4C。
Q:ヴンダーの「神殺しの力」とは?
[ミサト・リツコのセリフ]
ミサト「神殺しの力、見極めるだけよ」
リツコ「これが神殺しの力 ヴンダー、まさに希望の船ね」
[考察]
1.「神」を殺す力が備わっている
2.エヴァの世界では「使徒」=「天使」
3.「天使」は「神」の使い
4.「使徒」の上にいる存在を殺す為の力?
Q:シンジを迎えに来たエヴァは?
「エヴァンゲリオン Mark.09(マークナイン)」

エヴァ零号機に似た機体。顔が吹き飛んでも動く。
マリに「アダムスの器」と呼ばれる。
全身がコア。
Q:綾波「碇君、どこ?」の声はシンジだけに聞こえていた?
シンジだけが綾波の声に反応した。ミサト・リツコは無反応だった。
[考察]
1.シンジの頭の中に直接語りかけた?
2.「破」で助けた綾波と一部融合している?
3.Mark.09から拡声器で呼びかけている。ミサト達は無視してるだけ。
Q:綾波レイはなぜ初号機から復元されなかった?
理由は不明。
冬月の説明によると「破」の綾波レイはいまだ初号機の中に保存されている。
[考察記事]
【ヱヴァ:Q 考察】シンジと初号機のシンクロ率が0%の理由
Q:シンジの首からDSSチョーカーが消えるのは?

作画ミスのようです。
[関連記事]
【ヱヴァ:Q 3.33】碇シンジの大胆なミスシーン発覚【作画ミス】
Q:アスカの眼帯が光る理由は?

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
[考察:【ヱヴァ:Q】アスカの眼帯に隠された秘密]
Q:ミサトがDSSチョーカーのスイッチを押さなかったのは?
[考察]
1.押せなかった。シンジを殺せなかった。(情)
2.あえて押さなかった。(泳がせて行き先を特定)
【新ネルフ本部篇】
Q:ネルフの状況は?
新ネルフ本部、支部の状況共に不明。
本部には攻撃を受けた形跡があり、壊滅状態に見える。
職員の姿は見当たらない。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q TV-SPOTより)
ケイジ上部が無くなり本部内から空が見える。
Q:ネルフマークがおかしい?
「NERV」の文字が無くなり、記号のようになっている。
変更された理由は不明。

Q:エヴァを大量生産している?


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33 より)
大量のエヴァの手、エヴァ電車、武器ケースがライン生産されている。
[考察]
・膨大な数のエヴァがネルフ本部で量産されている(いた)
・どこかへ輸送するエヴァ電車が用意されている(いた)
・エヴァ電車には新ネルフマークが描かれている

Q:ゲンドウのメガネどうした?
SF的なメガネに変わっている。理由は不明。

Q:「ネブカドネザルの鍵」はどこへ行った?
不明。
Q:新ネルフ本部に職員は居ない?
劇中ではゲンドウ、冬月、カヲル、シンジ、レイ以外の人影が見当たらない。
Q:誰がスポットライトを当てている?

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
[可能性]
・冬月
・ゲンドウのリモコン操作
・別のアヤナミレイ(仮称)
・他にネルフ職員が居る
Q:何故シンジはゲンドウを探しに行かない?
Q:渚カヲルは14年間何をしていた?
不明。
ネルフ本部では「ゼーレの少年」と呼ばれている。
Q:綾波レイの様子がおかしい
「アヤナミレイ(仮称)」
14年前のレイとは別人。
Q:アヤナミレイ(仮称)の部屋に別な学校の制服がある

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
TV版26話に登場した制服。
[考察]
【ヱヴァ:Q 考察】 次回予告の“リナレイ”は実在したか 【空白の14年】
Q:シンジとカヲルが演奏した曲は?
「Quatre Mains」
(楽譜:Quatre Mains (a quatre mains) =3EM16=)
意味は「4本の腕」「4手連弾」
Q:ピアノ上達するの早すぎない?
[可能性]
・カヲルの教え方が上手かった
・もともと才能があった
・ピアノが弾けることを隠していた
・演出上、練習シーンを短縮して見せた
Q:運命を仕組まれた子供?
カヲル「僕はカヲル、渚カヲル。君と同じ、運命を仕組まれた子供さ」
[考察記事]
◆「エヴァパイロット=人造人間」説
Q:街の様子はどうなっていた?
大地が赤く染まっている。
[地表]

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 劇場版追告より)
大量の首なし巨人(インフィニティ)が活動停止している。
大地は「コア化」している。
インフィニティは皆同じ方向に向かっているように見える。
地表には「巨大な口」のような裂け目が出来ている。
十字柱が多数立っている。
[月]

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
月が以前よりも地球に近づいている。
凄い早さで回っている。
雲がかかっている。
複数の巨大な血糊のようなものが付いている。
赤い格子状の線が入っている。
Q:どうしてこうなった?
カヲル「君が初号機と同化している間に起こった―サードインパクトの結果だよ」
Q:サードインパクトはカヲルが止めたはずじゃ

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
『破』のラストで止まった現象は「ニア・サードインパクト」と呼ばれている。
覚醒した初号機がトリガーとなり、後に実際の「サードインパクト」が発生したと考えられる。
サードインパクトの爆心地はセントラルドグマ最深部。
直接の発生原因は不明。
[カヲルの説明]
1.「一度覚醒し、ガフの扉を開いたエヴァ初号機はサードインパクトのトリガーとなってしまった」
2.「リリンの言うニアサードインパクト、全てのきっかけは君(シンジ)なんだよ」
Q:初号機覚醒はゲンドウの計画では?
[破のセリフ]
冬月「やはり、あのふたりで初号機の覚醒はなったな」
ゲンドウ「ああ、我々の計画にたどりつくまで―あと少しだ」
Q:全てシンジのせいになっているのは何故?
不明。
Q:人類補完計画の説明
[カヲルの説明]
1.「この星での大量絶滅は珍しい事じゃない」
2.「(大量絶滅は)むしろ進化をうながす面もある」
3.「生命とは本来、世界に合わせて自らを変えていく存在だからね」
4.「しかしリリン(人間)は自らではなく世界の方を変えていく」
5.「だから、自らを人工的に進化させるための儀式を起こした」
6.「古の生命体をニエとし、生命の実を与えた新たな生命体を作り出すためにね」
7.「全てが太古よりプログラムされていた絶滅行動だ」
8.「ネルフでは人類補完計画と呼んでいたよ」
9.「ドグマの爆心に残る2本の槍が、補完計画発動のキーになっている」
Q:結局14年間に何が起こったの?
詳細は不明。
[後半]
Q:渚カヲルが加持の畑前に立っている理由は?
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
アイキャッチ後にスイカ畑跡にたたずむカヲルが映される。
理由は不明。
Q:碇ユイの苗字が旧作と変わってる?
碇ユイの旧姓が「碇ユイ」から「綾波ユイ」に変更された。
理由は不明。
Q:ユイさんの写真にマリが写ってた?
「メガネの女性」は写っていた。
メガネの女性=マリかどうかは不明。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
[考察]
真希波・マリ・イラストリアスの正体は?
Q:漫画版エヴァにマリが登場したけど
コミック版「新世紀エヴァンゲリオン」第14巻に真希波・マリが登場する。
ユイ、ゲンドウ、マリは同じ大学に通う学生。マリは飛び級して16歳で入学。
映画版との関連は不明。
[詳細]
【ネタバレ注意】新世紀エヴァンゲリオン第14巻 発売!! 衝撃の描き下ろしエピソード収録 謎の新キャラ登場を語る
Q:シンジが救ったレイはまだ初号機内にいる?
[冬月の説明]
「彼女(ユイ)の情報だけがアヤナミシリーズに残された」
「君の知っている綾波レイも彼女の複製体の一つ」
「その娘も母親同様、初号機の中に保存されている」
「全ては碇の計画だよ」
Q:冬月のセリフ「31手先で君の詰みだ」の31分後にカヲルが死ぬ?
31分後にDSSチョーカーが爆発する。
Q:発令所にある巨大な顔は?
巨大な白色化したレイの顔

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q3.33 より)
周りにはエヴァに似た赤い巨人が群がっている。
Q:シンジのDSSチョーカーはどうやって外した?
カヲルが触れただけで自動的に外れた。
Q:外したDSSチョーカーをカヲルが身に着けた理由は?

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
不明。
カヲルはいずれDSSチョーカーを身に付けるつもりだった。
[渚カヲルのセリフ]
カヲル「もともとは僕を恐れたリリンが作ったものだからね」
カヲル「いずれはこうするつもりだったんだ」
Q:エヴァ第13号機はどうやって造られた?
不明。
ネルフ本部内にエヴァ整備スタッフの姿は見当たらない。
Q:セントラルドグマ最深部へ向かう目的は?
「人類補完計画」発動のキーである2本の槍を先に手に入れるため。
[カヲルの説明]
・槍がなければネルフもフォースインパクトを起こせない
・エヴァ第13号機とセットで使えば世界の修復が可能
Q:ダブルエントリーシステムの必要性は?
2本の槍を持ち帰るには魂が2つ必要だと説明される。
Q:「インフィニティーのなりそこない」とは?
赤い「エヴァに似た巨人」の群れのような物。
セントラルドグマ最深部へ向かう途中、カベ一面に張り付いて固まっていた。
発令所にある「巨大な顔」にも同様の巨人が群がっていた。
顔がない?
Q:リリスの顔はどこへ行った?

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序1.01より)
序:使徒の仮面を被った状態で十字架に磔にされていた。足は無い。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
Q:首から上が無くなり、足が生えた状態で地面に倒れていた。
首の部分にはエヴァMark.06が融合している。
槍が2本刺さっている。
[考察]
・発令所にあった「巨大なレイの顔」がリリスの顔?
・リリスの体が破裂すると同時に、発令所の顔も破裂
[リリスの説明]
1.ミサト「この星の生命の始まりでもあり、収束の要ともなる、第2の使徒…リリスよ」
2.カヲル「(リリス)だったもの。その骸だよ」
Q:カシウスの槍とロンギヌスの槍
2本の対の槍。
エヴァ第13号機とセットで使えば世界の修復が可能。(カヲル談)
[カシウスの槍]

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 パンフレット)
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のラストシーンでエヴァ初号機を貫いた槍。
[ロンギヌスの槍]

リリスに刺さっていた二叉の槍。
Q:カヲルの態度が急に変わったけど
あると思っていた「対の槍」が無く困惑する。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 劇場版追告より)
リリスには「同じ形状の槍」が2本刺さっていた。
長考の末、何かに気付く。
何に気付いたのかは不明。
カヲルが知っている情報が間違っていた?
Q:「サードインパクトの続き」とは?
第12の使徒(エヴァMark.06)の活動再開を見たアスカのセリフ。
[アスカのセリフ]
アスカ「第12の使徒がまだ生き残っている!」
アスカ「サードインパクトの続きが始まる前に、コイツを片付ける!」
[類似のセリフ]
リツコ「セカンドインパクトの続き、サードインパクトが始まる」
Q:エヴァンゲリオンMark.06が第12の使徒だった?

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
もともと使徒だったのか、使徒に侵食されたのかは不明。
首が切断されると、中からケーブル状の「第12の使徒」が飛び出した。
Q:第11の使徒はどうなった?
不明。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の最後に倒されたのは第10の使徒。
Q:ゼーレはどうなった?
電源を落とされ次々と消えていった。
[可能性]
・冬月が電源をオフにしてゼーレの活動を停めた
・ゼーレは電気で動いていた
Q:死海文書の契約改定とは?
不明。
Q:カヲルが「13番目の使徒」に落とされた?
第12の使徒に囲まれた後、自らそう語る。
マリのモニターには存在しないはずの「13番目の使徒」の反応が出現。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
[カヲルのセリフ]
カヲル「まさか第1使徒の僕が13番目の使徒に堕とされるとは…」
カヲル「始まりと終わりは同じというわけか さすがリリンの王 シンジ君の父上だ」
[可能性]
・ゲンドウの策略により使徒の数が変更された?
・始まりと終わりは同じ=一巡して使徒の順番がまわってきた?
・第13号機の中にいたから?
・第12の使徒に侵食された?
Q:アダムスの生き残り?
覚醒した「エヴァンゲリオン第13号機」を見たマリのセリフ。
[マリのセリフ]
「遂に覚醒したみたいね、アダムスの生き残りが」
Q:アダムスとは?
詳細は不明。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 予告より)

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 全記録全集より)
『破』の予告・設定資料にアダムス(ADAMS)の文字が出てくる。
セカンド・インパクト回想シーンに出てきた4体の光の巨人と考えられる。
本編中での説明は無い。
Q:地面から何か出てきたけど

「黒き月」
表面のエラのような部分から大量のエヴァが放出された。
Q:ガフの扉?
カヲル、マリのセリフに出てきた言葉。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 劇場版追告より)
[セリフ]
カヲル「ガフの扉は僕が閉じる」
マリ「ガフの扉がまだ閉じない!」
エヴァ第13号機頭上に現れた天使の輪の中心空間を指す言葉だと考えられる。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破2.22より)
『破』の初号機覚醒時にも同じような現象が起き、ガフの扉が開いた。
[カヲルの説明]
「一度覚醒してガフの扉を開いたエヴァ初号機は、サードインパクトのトリガーとなってしまった」


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 全記録全集より)
『破』の絵コンテ段階では「バラルの扉」という名前だった。
設定メモには「別次元へのトンネル」の説明あり。
Q:アダムスの器とは?

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
エヴァンゲリオンMark.09を指す言葉。
商品化の際に「第1のアダムスの器(移行中間形態)ゼーレ仕様」と名前が付けられている。
Q:アダムスの器がヴンダー本来の主?
[リツコのセリフ]
「アダムスの器はヴンダー本来の主。初号機から本艦の制御を奪い返すつもりだ!」
Q:トリガーとは?
[トリガーにまつわるセリフ]
1.序
ミサト「第2の使徒…リリスよ。 サードインパクトのトリガーとも言われているわ」
2.破
加持「数が揃わぬうちに初号機をトリガーとするとは。碇司令、ゼーレが黙っちゃいませんよ」
3.Q
リツコ「彼(シンジ)を初号機に優先して奪取ということは、まだトリガーとしての可能性があるという事」
カヲル「一度覚醒してガフの扉を開いたエヴァ初号機は、サードインパクトのトリガーとなってしまった」
カヲル「僕が第13の使徒になってしまったからね。僕がトリガーだ」
インパクトのきっかけになる存在?
Q:正直、何が起こっているのか全く理解できない
そのように感じる人が多いです。
Q:カヲル「また逢えるよ」の意味

[可能性]
1.本当に逢える
・シン・エヴァで生き返る
・シン・エヴァで別のカヲルが出てくる
・序のセリフ「変わらないな、君は」に繋がる(ループ)
・破のセリフ「今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ」に繋がる(ループ)
2.本当は逢えない
[考察]
渚カヲルはループしている?「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」3つのループ説
Q:フォースインパクトの発動は中断された?
[リツコの説明]
「誰のおかげか分からないけど、フォースは止まった」
完全インパクトがに発動すると何が起こるのか知っている?
Q:アスカのエントリープラグハッチの開け方は?
爆砕ボルトで吹き飛ばした。
[AR台本]
ハッチが、爆砕ボルトで吹き飛び 画ブレ大 あふれる光
Q:綾波タイプの初期ロット?

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 3.33より)
アヤナミレイ(仮称)を見たアスカのセリフ。
[考察]
「綾波タイプの初期ロット」と「エヴァパイロット=人造人間」説
Q:「L結界密度」とは?
[アスカのセリフ]
アスカ「ここじゃL結界密度が強すぎて助けにこれないわ」
アスカ「リリンが近づける所まで移動するわよ」
強すぎる場所にはリリン(人間)が近付けない?
Q:アスカ達は人間じゃない?
あの場にいたシンジ・レイ・アヤナミレイ(仮称)はリリンではない可能性。
[考察]
「エヴァの呪縛」とは何か (考察あり)
Q:ラストシーン、アヤナミレイ(仮称)はシンジのS-DATを拾ったか

次回作で分かる?
Q:「EVANGELION:3.0+1.0」とは?
2014年放送『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q TV版』の最後に映されたタイトル。

次回作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の英語タイトルと思われる。
[考察]
「EVANGELION:3.0+1.0 etc.」無在原点 庵野監督のぼんぼりにはこんな意味がある
シンエヴァ「:||」記号の意味と「3.0+1.0」の謎 「3.0」が繰り返される理由は?
Q:「until You come to me.」とは?

(http://animatorexpo.com/untilyoucometome/)
スタジオカラーが制作した日本アニメ(ーター)見本市、第7話作品。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』後の世界と思われる映像作品。
次回作の予告映像かどうかは不明。
[考察]
エヴァ新作映像は『シン・エヴァ』の予告編? 「until You come to me.」の内容を解説
映画版予告
生きる気力を失ったまま放浪を続ける碇シンジ。
たどり着いた場所が彼に希望を教える。
ついに発動する補完計画。
ファイナルインパクト阻止のため、最後の決戦を挑むヴィレ。
空を裂くヴンダー!赤い大地を疾走する、エヴァ8+2号機!
次回
シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
さぁ~て最後まで、サービス、サービスぅ!
関連情報
◆『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 新旧の違い・謎・豆知識まとめ
◆『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 新旧の違い・謎・豆知識まとめ
◆【ヱヴァ:Q 考察】 次回予告の“リナレイ”は実在したか 【空白の14年】
◆【ヱヴァ:Q】アスカの眼帯に隠された秘密
◆【ヱヴァ:Q 3.33】碇シンジの大胆なミスシーン発覚【作画ミス】
◆【ヱヴァ:Q】AAAウンダーの読み方とMAGIの行方
【エヴァ考察】「EVANGELION:3.0+1.0 etc.」無在原点 庵野監督のぼんぼりにはこんな意味がある

【前回の記事:8月6日】
エヴァ謎のタイトル『EVANGELION:3.0+1.0 etc.』 が公開される!
『EVANGELION:3.0+1.0 etc.』 無在原点
この謎掛けのようなエヴァ・タイトルロゴ。
庵野監督のぼんぼりに書かれた言葉にはどんな意味があるのでしょうか?
過去のぼんぼり情報からすると、今回も近いうちに何らかの種明かしが来るとは思いますが、せっかくなので正解発表前に推理してみたいと思います。
前記事コメント等を参考に、4つの可能性をまとめました。
1. 「ヱヴァ:Q」追加エピソード説
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(EVA:3.0)に何らかの番外編・補足エピソードがプラス(+1.0)されるのではないか?という説。
例えば、本編中には殆ど描かれなかった「Q」の世界観や、「空白の14年」と呼ばれる過去のエピソード、ネルフやヴィレの実態など、空白部分を埋める物語が語られる可能性。
「etc.」(エトセトラ)表記は、追加エピソードが増えていく事を示唆しているのではないでしょうか。

【問題点】
あくまで「Q」の補足エピソードであり、完結編とは別作品。
必然的に完結編「FINAL」も先になる可能性。
2. 「Q」 から 「序」 始まりに戻る「ループ」説
3.0の後に1.0、つまり「Q」から「序」へと戻る「ループ」や「くり返し」を暗示しているのではないか?という説。
「また3番目とはね」「変わらないな、君は」「今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ」など、劇中には渚カヲルの「やり直し」を示唆するセリフがあるだけに、物語がループする可能性は考えられます。
「破」を意味する2.0が無い理由は、序破Q序破Qと繰り返す中の「Qから序」への繋ぎのエピソードが描かれるからではないか。

[3.0 + 1.0]
3.EVANGELION:3.0 + 1.0 = 4.0 「足し算」説
最もストレートな解釈として、足し算、つまり単純に「3+1」=4。
そのまま第4作目(FINAL)を表す表記ではないか。
【問題点】
なぜ足し算にする必要があるのか。
4 「1.0」は『シン・エヴァ:1.0』説
3.0は「Q」を意味するが、1.0は「序」の事ではなく「シン・エヴァ」の1.0を意味しているのではないか?という説。
つまり「Q」と一緒に「シン」シリーズ第1弾が同時公開されるという表記です。
この説にはいくつか「裏付け要素」があります。
【その1.「0」の書き分け】


「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの「1.0」「2.0」までは「0」の内線が内側で留まっているのに対して、

物語が大きく変わる「3.0」から「0」の線が外に飛び出して表記されています。

今回の「3.0+1.0」はどちらも線が飛び出しており、同じ1.0でも「序」を表す数字では無く、「Q」の次の物語である可能性があります。
【その2:プラス表記の理由】
「3.0+1.0」という不可解な表記の理由として考えられるのが、“当初の予定”です。
【ヱヴァ4部作の公開予定】
http://www.evangelion.co.jp/1_0/introduction.html
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:急(Q)」+「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:?」
もともと映画3本目は「Q」と「?(完結編)」が同時公開される予定でした。
EVANGELION:3.0+1.0というプラス表記は、本来同時公開であった「Q」+「完結編」の表記を再現している可能性があります。
つまり、
『EVANGELION:3.0』+『SIN EVANGELION:1.0』
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』+『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
etc.(エトセトラ)表記をつけている事から、シンエヴァも2.0、3.0と続く可能性を示唆しているのかも知れません。
【問題点】
・もう一度「Q」も一緒に上映するのか。
・「Q」はそのまま上映するのか、リメイクされるのか。
・もしくは「Q」のTV放送後に「シン」の1.0を流すのか。
無在原点
『EVANGELION:3.0+1.0 etc.』ロゴの下に書かれた造語と思われる言葉です。
漢字から意味を考えると、
・原点は存在しない
・オリジナルは存在しない
・始まりは存在しない
という感じでしょうか?
過去にも文字だけ書かれる事はあったので、必ずしもエヴァに関係するとは限りません。
追記:金曜ロードSHOW!で 「EVANGELION:3.0+1.0」ロゴが公開されました。
◆【エヴァまつり】金曜ロードSHOW!の新情報は「NEXT EVANGELION:3.0+1.0」 公式サイトも更新される
関連情報
◆エヴァ謎のタイトル『EVANGELION:3.0+1.0 etc.』 が公開される!【鎌倉ぼんぼり祭】
◆【ヱヴァ考察】渚カヲルはループしている?「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」3つのループ説
◆【エヴァまつり】エヴァンゲリオンTV放送・関連イベントスケジュール 2014夏
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【ヱヴァ考察】渚カヲルはループしている?「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」3つのループ説

ヱヴァで噂される「ループ説」や「パラレル説」とはどんなものなのか?
幾つかの説をまとめました。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」が、単なる「旧作(新世紀エヴァンゲリオン)」のリメイク作品ではなく、新キャラ・新設定が追加された“似て非なる物語”という点では旧作の「パラレルワールド」作品と言えますが、それだけでは説明がつかない点もあるのが厄介な所です。
ループ以外に説明がつかない?「渚カヲル」のセリフ
【シンジと出会う前のカヲルの発言】
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
カヲル「また3番目とはね。変わらないな、君は」
カヲル「逢えるときが楽しみだよ。碇シンジ君」
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
カヲル「さあ約束の時だ、碇シンジ君 今度こそ君だけは 幸せにしてみせるよ」
【シンジと出会った後のカヲルの発言】
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
カヲル「ごめん、これは君の望む幸せではなかった」
カヲル「縁が君を導くだろう」
カヲル「そんな顔をしないで また会えるよ、シンジ君」
ループにも様々な「説」がありますが、大体はこのカヲル発言が原因です。
主人公・碇シンジと出会う前から「また3番目」「変わらないな、君は」「今度こそ君だけは...」と、既にシンジの事を知っている口ぶり。メタ的な、物語を“やり直し”しているような発言を繰り返します。
渚カヲルが「別な世界」もしくは「過去の世界」などの記憶を作品の枠を超えて引き継いでいるとすれば、彼が「ループ説」の中心人物であると言えます。

ここからは渚カヲルを軸にした3つのループ説を解説します。
1.渚カヲル「新旧」ループ説
渚カヲルは「旧作」の世界から「新劇場版」の世界に記憶を引き継いでいる説。
「旧作」の物語の結末を覚えているから「新劇場版」では“今度こそ”シンジの事を幸せにしようとしているのではないか?

「また3番目とはね。変わらないな、君は」というセリフは、旧作で「サードチルドレン」、新劇場版でも「第3の少年」だったシンジに向けた発言。
“変わらない”シンジに対して、“変わった”存在として「第3使徒」から「第4の使徒」に繰り下がったサキエルが挙げられます。また、カヲル自身も「最後のシ者」から「第1使徒」へと順番が変わっています。
2.渚カヲル「新劇場版内」ループ説
渚カヲルは「旧作」の記憶を引き継いでいるのではなく、「新劇場版」世界の中でループしているのでは?という説です。
序「変わらないな君は、逢える時が楽しみだよ」→破「今度こそ君だけは幸せにしてみせるよ」→Q「これは君の望む幸せでは無かった また逢えるよ」→序→破→Q→序→破→Q→....
どこが始まりか、どこが終わりか分からない、ある種無限ループ的に序破Q序破Qと新劇場版世界でループを繰り返している。
「序」で月面の棺から目覚めた渚カヲル。左右に並ぶ柩のうち、左の柩4つが開いていたのは過去4回ループを繰り返しているから、今回の「序破Q」は5回目の物語として描かれているのではないか。
【月面の棺から目覚める渚カヲル】

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 1.11より)
3.渚カヲル「新劇場版内」ループ + 「破」で分岐説
渚カヲルは「新劇場版」世界の中でループしていて、さらに「破」のエンドロール後に描かれた「エピローグ」部分は、別の時系列である説です。
【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 エンドロール前のラストシーン】


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
リツコ「この世界の理を超えた新たな生命の誕生 その代償として古の生命は滅びる」
リツコ「セカンド・インパクトの続き、サードインパクトが始まる 世界が終わるのよ」
「破」のストーリーはエンドロール前までで終わり、、、

「破 (EDテロップ前)」→「Q」という順にストーリーが繋がっていて、、、

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q より)
「Q」で“槍でやり直す”事に失敗した渚カヲル。
シンジと別れる時の「また会える」という約束を果たすために、、、

ループして戻ったのが「破」のEDテロップ後の世界に繋がるのではないか。
【ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 エンドロール後のラストシーン】


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
カヲル「さあ約束の時だ、碇シンジ君 今度こそ君だけは 幸せにしてみせるよ」
この「槍を投げた世界」の続きが、破の「次回予告」に繋がっているという説です。
【破の次回予告】

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
エンドロール後を「別の時系列」とする根拠は、

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 より)
・全シリーズで唯一「槍を投げるシーン」だけがEDテロップ後に描かれている
・カヲルのセリフの整合性
が挙げられます。
ループ説の問題点は?
他にも様々な「説」があると思いますが、例えループ構造を持っていても「渚カヲル視点」でしか成立しない問題があります。
つまりエヴァが「碇シンジの物語」である限りは、カヲル視点で物語が巻き戻ったりはせず、次回作も「Q」の続きのシンジの話が描かれるのではないか。
物語序盤から分かりやすくループを匂わせていたのは、逆にループ設定をオチとして使う気がないからかも知れません。
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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』 新旧の違い・謎・豆知識まとめ

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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』 新旧の違い・謎・豆知識まとめ
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に関する「謎」や「設定」「豆知識」「考察材料」
新旧エヴァの違いなどをまとめています。
豆知識:綾波レイの手書き文字は庵野監督が書いている

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
レイの食事会招待状は庵野監督の文字
・赤木博士様江
・葛城一佐様江
・2号機パイロット様江
・碇君江
新設定:「第3の使徒」VS「真希波・マリ・イラストリアス」は北極基地が舞台

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
秘密結社ゼーレ直轄「第3の使徒」厳重保管用秘密基地 ベタニアベース
ロシアとユーロが共同管理している北極基地
豆知識:「第3の使徒」デザインは漫画家・鬼頭 莫宏(ぼくらの・なるたる等)

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
「なるたる」の竜宮のイメージで依頼された
豆知識:「第3の使徒」には擬似エントリープラグが刺さっている

人類により捕獲解体分析保存されていた使徒
ポンプや血管ユニット、脊椎パーツが取り付けられ、首元に制御試験用擬似エントリープラグ、頭部にはゼーレのマークが刻まれている
謎:ゼーレは何故「第3の使徒」を捕まえていたのか?
「血管ユニット」や「擬似エントリープラグ」が取り付けらた状況から、エヴァのように制御可能か実験された可能性がある。
謎:ゲンドウは何故「第3の使徒」と「エヴァ5号機」が邪魔だったのか?
加持「いやはや、大変な仕事でしたよ」
加持「懸案の第3の使徒とエヴァ5号機は予定通り処理しました。原因はあくまで事故。ベタニアベースでのマルドゥック計画は、これで頓挫します。全てあなたのシナリオ通りです。」
ゲンドウは加持を使って「第3の使徒」「エヴァンゲリオン仮設5号機」を消している
使徒とエヴァがゼーレの進める「マルドゥック計画」に必要だったようだ
豆知識:新キャラ「真希波・マリ・イラストリアス」名前の由来

真希波:海上自衛隊「あやなみ型護衛艦」の7番艦「まきなみ」から※旧帝国海軍ではない
マリ:勇者ライディーン「桜野マリ」から
イラストリアス:英国空母から
豆知識:新エヴァ機体「エヴァ仮設5号機」の出演時間は3分10秒

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
起動から自爆までの時間
5号機は全て3DCGで作られている
謎:マリの目的とは?
マリ「自分の目的に大人を巻き込むのは、気後れするなぁ」
マリは自分自身の目的のために行動している
加持やゲンドウらとは別の理由があるようだ
新旧エヴァの違い:「エヴァ2号機」の見分け方

旧作:角が無い、漢字表記(弐号機)
新劇場版:角がある、数字表記(2号機)
新旧エヴァの違い:アスカの名前が 「惣流」から「式波」に変更された理由は…

エヴァパイロットの設定が旧作と変ったため、それに合わせて名前を変え整合性がとられている
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 全記録全集より)
設定:「式波」の由来は?
式波:海上自衛隊「あやなみ型護衛艦」の4番艦「しきなみ」から

(考察:「エヴァパイロット=人造人間」説)
豆知識:リツコの猫の置き物は漫画家・安野モヨコ先生がデザイン

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
新旧エヴァの違い:加持がゲンドウに「ネブカドネザルの鍵」を渡す

加持「予備として保管されていたロストナンバー 神と魂を紡ぐ道標ですね」
ゲンドウ「ああ、人類補完の扉を開く ネブカドネザルの鍵だ」
旧作:アダム
新劇場版:ネブカドネザルの鍵
第1使徒「アダム」から人型の鍵「ネブカドネザルの鍵」に変わっている。
「ネブカドネザル」は、古代バビロニアの王の名前か由来と考えられる。
豆知識:アニメ「彼氏彼女の事情」の楽曲が多数使われている
アスカ登場シーン、日常シーン、セカンドインパクト回想シーンなどで使われる。

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
朝の街のシーンでは、映画『太陽を盗んだ男』カバー曲も使われている。
豆知識:アスカの持ってるゲーム機はワンダースワン

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
起動音が一致
新旧エヴァの違い:セカンドインパクトの仕組みが違う


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
旧作:光の巨人1体(アダム)を卵に還元 ロンギヌスの槍などを使用
新劇場版:光の巨人4体(アダムス?)+4本の槍が確認出来る
新設定:4体のエヴァが集まる事が禁止されている
「バチカン条約第13条第1項」で各国のエヴァ保有数が「3機」に限定されている
『破』劇中ではエヴァ3号機受け入れのかわりに2号機が封印された
新設定:海が赤いはセカンドインパクトが原因
15年前は青い海だった。
新設定:「赤い海」を戻そうとする組織が存在する

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
「国際環境機関法人 日本海洋生態系保存研究機構 」
ケンスケ「失われた海洋生物の永久保存と、赤く染まった海を元の姿に戻すという、まさに神のごとき大実験計画を担う禁断の聖地!」

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
施設が「セフィロトの樹」の形になっている
新設定:月面ネルフ基地でエヴァンゲリオンMark.06が建造されている

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
「NERV第7支部 タブハベース」
『序』で発掘していた巨人を元に「エヴァンゲリオンMark.06」が建造されている。
他の機体とは建造方法が異なる。
豆知識:シンジの聞いている「S-DAT」のトラック数変化

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
序:25と26を往復
破:前半まで25と26を往復


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
破:マリとぶつかった後、27トラックに切り替わる
豆知識:安野モヨコ作品の隠れキャラクターが登場する

(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 00:42:15より)
「オチビサン」のキャラクター達がミサトの部屋、シンジの箸箱などに登場
(詳細記事)
豆知識:携帯電話の着信音
ミサトの着信音:キングギドラの鳴き声
マリの着信音:SHADO本部の内線電話(謎の円盤UFOより)
豆知識:3号機実験時 アスカが侵食されるシーンに「使徒の顔?」が映る


(左:ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22 / 右:明るさを加工)
設定:使徒には侵食タイプ・拒絶タイプが存在する
第8の使徒:拒絶タイプ
第9の使徒:侵食タイプ
第10の使徒:(最強の)拒絶タイプ
謎:エヴァパイロットが“ヒト”じゃなくなる「プラグ深度」問題
【アスカ3号機実験時】
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
オペレーター「プラグ深度100をオーバー!」
オペレーター「精神汚染濃度も危険域に突入!」
ミサト「なぜ、急に?」
オペレーター「パイロット安全深度を超えます」
リツコ「引き止めて!このままでは搭乗員が ヒトでなくなってしまう!」
【シンジ覚醒時】
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
伊吹「プラグ深度180をオーバー!」
伊吹「もう危険です」
リツコ「やめなさい!シンジ君っ!ヒトに戻れなくなるっ!」
【マリ ビースト時】
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
伊吹「プラグ内モニター不能!ですが―」
リツコ「汚染区域突入もいとわないとはね」
マリ「身…を…捨てて…こそ…浮かぶ…瀬も…あれっ!」
(エヴァの呪縛に関する考察)
豆知識:劇中歌「今日の日はさようなら」はレイ役林原めぐみさんが歌っている
謎:サードインパクトの発生条件は?


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
使徒に取り込まれた「巨大綾波レイ」と「エヴァ初号機」の融合、プラグ内ではレイとシンジがくっついた時に発動
(参考考察)
豆知識:劇中歌「翼を下さい」はレイ役林原めぐみさんが歌っている
設定:ラストシーンで初号機を刺した槍は「カシウスの槍」


(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 2.22より)
月面基地に見える巨大な槍は、ラストシーンでカヲルが投げた槍と同じもの
「カシウスの槍」名称の初出はCRヱヴァンゲリヲン7
(詳細記事)
謎:「渚カヲル」の謎めいたセリフ
カヲル「さあ約束の時だ、碇シンジ君」
カヲル「今度こそ君だけは 幸せにしてみせるよ」
過去に“シンジの事を幸せに出来なかった”経験があるようなセリフ
豆知識:変更された渚カヲルの表情

ラストシーンは当初「いつのも余裕ある微笑をたたえた表情」で登場予定だったが、アフレコ直前に「怖い表情」へ変更された
「おれの居ぬ間に、女とくっつきやがって」と略奪婚に来たみたいな表情になっている
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 全記録全集より)
豆知識:サブタイトルは「序破急」が由来
「急」から「Q」に変わったのは、予告コンテを担当した樋口真嗣さんのアイデア
豆知識:とにかく(公開に)間に合ってよかった
『破』の制作スケジュールは絶望的な状況だった
Dパート(第10の使徒戦~)が厳しく、公開4ヶ月前には「Cパート(3号機事件)までの公開」が本気で検討されていた
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 全記録全集より)
豆知識:劇場版では相田ケンスケが「相原君」と呼ばれていた
2.22ver.(Blu-ray&DVD版)で修正された
豆知識:Blu-ray&DVD「2.22Ver.」再制作の際に1013カット差し替えられた
「2.0」から「2.22」への再制作費は「昔のTVシリーズ1クール分」くらい
アニメ業界では「バカじゃないのか」などと言われている
(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 全記録全集より)
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